2006年03月03日
不動産投資の実践ノウハウ、原稿終了!
やっと昨日、2月末締め切りの原稿が完成し、週刊住宅新聞社に送付できた。
タイトルは、まだ未定なのであるが、今回は、不動産投資の入口で苦労している人たちに対するノウハウを提供するものであり、前著の「これであなたも大家さん」のようなストーリー仕立てではなく、どちらかといえば「裏技」的な内容になっている。
本書の内容は、著書でご確認いただきたいが、出版社には内緒ですが、ちょっと「おわりに」の部分をご紹介する。
おわりに
4年前、Jリートという日本版の不動産投資信託が東京証券取引所に上場されたが、現在の時価総額は2兆5000億円となり、上場当時の実に10倍にふくれあがっている。
この驚くべきJリートの膨張は、まさに不動産投資というものが、国民の中に浸透してきた証ではないか。少なくとも、バブル崩壊後の一般人の不動産投資に対するアレルギーは払拭されたのではないだろうか。
最近、日常的にも「不動産投資」という言葉をテレビや新聞で目にし、また耳にしているように、今日、不動産投資は、一部の限られた資産家やプロの専門家だけの市場ではなくなった。書店へ行けば、普通のサラリーマンやOLのために、たくさんの関係書籍が陳列され、また各地で不動産投資セミナーの類もさかんに行われている。
これほど不動産投資が普通の人に身近になった社会的な背景には、ロバートキヨサキ氏の「金持ち父さん、貧乏父さん」がベストセラーになったことも大きく起因していると言えるが、根本的な原因は、やはり日本人全体に老後の経済不安があることにある。わかりやすく言えば、「年金制度への将来不安」であるように思う。
現在、私のセミナーに参加し、不動産投資を始める人の多くは30代。いわゆる第2の団塊の世代の人たちである。彼らは、夫婦で将来に対して不安を抱き、貯蓄も蓄えているが、結局、いろいろ学んでみて、不動産投資に踏み切っている。
私自身も、20代から不動産投資を行なっているが、これはかなり稀なケースである。たまたま親が公務員に対し、自分が不安定な職業についていたから、誰に教わることなく自ら進んで不動産投資を始めたのであるが、現状の若者達は、一流企業に勤めていても、将来の経済不安に悩んでいるようである。
本書は、私自身、誰から教わることなく自ら海外などに渡って学び、紆余曲折を繰り返して、結構、苦労して不動産投資を進めてきた関係で、読者には分かりやすく、簡単で、そして安全な方法を分かりやすく解説させて頂いた。前著の「これであなたも大家さん」では、不動産投資の実話をストーリー仕立てで分かりやすくイメージできるように解説したが、今回は不動産投資を始めるまでを、当社のコンサルタントが行なった実例をもとに、なるべく専門用語を使わずに書いてみたので、どなたにもご理解頂けたのではないかと考えている。
また本書が読者に対し、当社のセミナーや個別相談に誘導的な姿勢に思われる方もいるかと思うが、私自身は、読者がせっかく不動産投資を行なおうと考えているのに、独自な見解で失敗したり、あせって騙されたりするよりは、最初のステップは、プロの指導を受けたほうが良いと本気で考えているので、誤解を恐れず思いのまま書いた。
また、既存の不動産業者の一部分に対して、批判的なことも書かせて頂いたが、私自身、(社)全国宅地建物取引業協会や(社)全日本不動産協会、(社)全国賃貸住宅経営協会において、全国の不動産業者や賃貸住宅経営者向けの講演を行っており、現状の不動産業に対して危機感を抱いているひとりとして、あえて批判を恐れず、ありのままを書かせて頂いた。ただ現状の不動産業者の方が、我々のように、それぞれの地域で不動産投資のアドバイスや賃貸管理、プロパティマネジメント業務が推進でき、そして高い倫理観を持って業務を推進できる環境が整えば、それはユーザーにも良いことであるし、全国的には停滞しつつある不動産業の活性化につながることだと信じている。
日本の個人保有金融資産は、1400兆円を超えている。これは日本の名目GDPの約3倍に相当し、仮に、この資産を10%で運用できれば140兆円、日本の国家予算の約2倍が捻出できることになる。
欧米などの広大な土地での不動産投資と比べ、狭くて密集した日本の土地での不動産投資は、決してリスクが高いものではない。どちらかというと、間違いがなければ、そう難しくもない不動産投資。読者においては、本書を活用し、ぜひ成功して頂きたい。
平成18年3月
CFネッツ・グループ代表
不動産コンサルタント 倉 橋 隆 行
執筆不動産コンサルタントメンバー
CFネッツ ゼネラルマネージャー 猪 俣 淳
CFネッツ コンサルタント 安 斎 信 行
CFネッツ コンサルタント 野 崎 恭 一
CFネッツ コンサルタント 山 田 哲 也
CFネッツ コンサルタント 木 内 哲 也
CFネッツ コンサルタント 小 林 雅 裕
タイトルは、まだ未定なのであるが、今回は、不動産投資の入口で苦労している人たちに対するノウハウを提供するものであり、前著の「これであなたも大家さん」のようなストーリー仕立てではなく、どちらかといえば「裏技」的な内容になっている。
本書の内容は、著書でご確認いただきたいが、出版社には内緒ですが、ちょっと「おわりに」の部分をご紹介する。
おわりに
4年前、Jリートという日本版の不動産投資信託が東京証券取引所に上場されたが、現在の時価総額は2兆5000億円となり、上場当時の実に10倍にふくれあがっている。
この驚くべきJリートの膨張は、まさに不動産投資というものが、国民の中に浸透してきた証ではないか。少なくとも、バブル崩壊後の一般人の不動産投資に対するアレルギーは払拭されたのではないだろうか。
最近、日常的にも「不動産投資」という言葉をテレビや新聞で目にし、また耳にしているように、今日、不動産投資は、一部の限られた資産家やプロの専門家だけの市場ではなくなった。書店へ行けば、普通のサラリーマンやOLのために、たくさんの関係書籍が陳列され、また各地で不動産投資セミナーの類もさかんに行われている。
これほど不動産投資が普通の人に身近になった社会的な背景には、ロバートキヨサキ氏の「金持ち父さん、貧乏父さん」がベストセラーになったことも大きく起因していると言えるが、根本的な原因は、やはり日本人全体に老後の経済不安があることにある。わかりやすく言えば、「年金制度への将来不安」であるように思う。
現在、私のセミナーに参加し、不動産投資を始める人の多くは30代。いわゆる第2の団塊の世代の人たちである。彼らは、夫婦で将来に対して不安を抱き、貯蓄も蓄えているが、結局、いろいろ学んでみて、不動産投資に踏み切っている。
私自身も、20代から不動産投資を行なっているが、これはかなり稀なケースである。たまたま親が公務員に対し、自分が不安定な職業についていたから、誰に教わることなく自ら進んで不動産投資を始めたのであるが、現状の若者達は、一流企業に勤めていても、将来の経済不安に悩んでいるようである。
本書は、私自身、誰から教わることなく自ら海外などに渡って学び、紆余曲折を繰り返して、結構、苦労して不動産投資を進めてきた関係で、読者には分かりやすく、簡単で、そして安全な方法を分かりやすく解説させて頂いた。前著の「これであなたも大家さん」では、不動産投資の実話をストーリー仕立てで分かりやすくイメージできるように解説したが、今回は不動産投資を始めるまでを、当社のコンサルタントが行なった実例をもとに、なるべく専門用語を使わずに書いてみたので、どなたにもご理解頂けたのではないかと考えている。
また本書が読者に対し、当社のセミナーや個別相談に誘導的な姿勢に思われる方もいるかと思うが、私自身は、読者がせっかく不動産投資を行なおうと考えているのに、独自な見解で失敗したり、あせって騙されたりするよりは、最初のステップは、プロの指導を受けたほうが良いと本気で考えているので、誤解を恐れず思いのまま書いた。
また、既存の不動産業者の一部分に対して、批判的なことも書かせて頂いたが、私自身、(社)全国宅地建物取引業協会や(社)全日本不動産協会、(社)全国賃貸住宅経営協会において、全国の不動産業者や賃貸住宅経営者向けの講演を行っており、現状の不動産業に対して危機感を抱いているひとりとして、あえて批判を恐れず、ありのままを書かせて頂いた。ただ現状の不動産業者の方が、我々のように、それぞれの地域で不動産投資のアドバイスや賃貸管理、プロパティマネジメント業務が推進でき、そして高い倫理観を持って業務を推進できる環境が整えば、それはユーザーにも良いことであるし、全国的には停滞しつつある不動産業の活性化につながることだと信じている。
日本の個人保有金融資産は、1400兆円を超えている。これは日本の名目GDPの約3倍に相当し、仮に、この資産を10%で運用できれば140兆円、日本の国家予算の約2倍が捻出できることになる。
欧米などの広大な土地での不動産投資と比べ、狭くて密集した日本の土地での不動産投資は、決してリスクが高いものではない。どちらかというと、間違いがなければ、そう難しくもない不動産投資。読者においては、本書を活用し、ぜひ成功して頂きたい。
平成18年3月
CFネッツ・グループ代表
不動産コンサルタント 倉 橋 隆 行
執筆不動産コンサルタントメンバー
CFネッツ ゼネラルマネージャー 猪 俣 淳
CFネッツ コンサルタント 安 斎 信 行
CFネッツ コンサルタント 野 崎 恭 一
CFネッツ コンサルタント 山 田 哲 也
CFネッツ コンサルタント 木 内 哲 也
CFネッツ コンサルタント 小 林 雅 裕
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この記事へのコメント
1. Posted by セト 2006年03月06日 10:22
新著、楽しみです!
本当に、不動産投資はプロにお願いするのが一番ですね。
自分で勉強するにも、プロの方とお話して経験していくのが、一番早いように思います。
CFネッツさんはとても親切で、家族、友人などにも自信を持って紹介できます。
今後とも、よろしくお願いいたします。
本当に、不動産投資はプロにお願いするのが一番ですね。
自分で勉強するにも、プロの方とお話して経験していくのが、一番早いように思います。
CFネッツさんはとても親切で、家族、友人などにも自信を持って紹介できます。
今後とも、よろしくお願いいたします。