2005年03月29日
倉橋隆行の不動産投資講座 第3号
「日本は不動産投資の後進国だ」
最初に、日本は不動産投資の後進国であることを知っておいて下さい。
私が、2002年に会長を務めていましたJREM国際CPM協会の研修会の後、世界27カ国で普及している「CPM(公認不動産経営管理士)資格」の米国人インストラクターが、こんなことを私に話していました。
「不動産投資のことをいくら説明してもなかなか理解できないようだが、彼らは学校を出ているのか?」と。
「CPM」とはアメリカの全米不動産管理協会が認可する、不動産投資を含めた不動産管理業(プロパティマネジメント)、資産管理業(アセットマネイジメント)の専門知識をマスターしたものに与えられる国際ライセンスのことで、この言葉は、東京で開いたCPM資格取得ための研修会に出席した日本人受講者たちに対しての感想です。
しかしながら出席者たちの教育レベルが決して低いわけではありませんでした。
半数以上が優秀な大学をでて、しかも難関なCPM資格という国際ライセンスを取ろうとする人たちだけあって、不動産業界の第一線で活躍するエリートといって良い人ばかりでした。
それなのに、なぜこんな屈辱的なことを言われたかというと、1口にいえば、あきらかに教育文化が欧米と違っているのです。
アメリカやヨーロッパの先進国の人たちは、基本的な投資理論や金融工学などをハイスクール時代に教わり、実社会に出る前にはDCF[discounted cash flow]の理論はマスターしているので不動産投資にしても、素養がしっかりでき上がっています。それに比べて日本のレベルはどうでしょうか。
高校はもとより大学でも実践で通用するような投資理論や金融工学などをまったくと言って良いほど教えてくれません。
それが昔も今も続いているのですから、学生から社会人になって、いざ「投資をしてみたい」と思っても、結局、一から勉強をすることになります。また、もともと金融の理論を知らないのですから、平気で銀行に預金としてお金を放置していたり、逆に馬鹿げた高額な金利を支払って消費者金融から借入をしたりしてしまうのです。
また最近は、日本の大学にも不動産学部を新設してスペシャリストの教育を目指しているところがありますが、卒業者が宅地建物取引主任者すら取得していないものが輩出されているのですから、苦笑せざるを得ない状況です。
結局、日本の教育は建前的であって、実務的ではないのが現状なのです。
不動産投資の世界にも、多くの著書が発行されていますが、実際にリスクを背負って実践し、成功している人はほんの僅かな人たちです。
私自身は、誰に教わることなく自分流で、実践が先で、コツコツ経験に経験を積み重ねて、そこから不動産投資の基本から応用へと辿りつきました。
当時は、相談相手としては単なる不動産屋さんだけでしたから、殆ど手探りで行なうしかなかったわけです。
その後、20年以上にわたって不動産投資の本場アメリカで、本格的に不動産投資の勉強をし、最終的に前述した「CPM」を取得したことで、実践に裏付けされた「不動産投資理論」を身につけることができたのです。
従って、皆さんには、わざわざ遠回りをするのではなく、私の経験則上の不動産投資理論と欧米で学んできた日本で通用する理論を取り纏めた内容をお伝えしてゆきたいと思います。
次号をお楽しみに・・・
<CFネッツ不動産投資セミナーのご案内>
・上級者向けセミナー
東京会場 4月3日(日)
『アッと驚く不動産投資術2005<実践基礎編>
東京会場 4月17日(日)
◆各種セミナーの詳細はこちらよりどうぞ↓
http://www.cfnets.co.jp/cfseminer/s_syousai/2005toushi.htm
「CPM」ライセンス取得は IREM−JAPAN へ
最初に、日本は不動産投資の後進国であることを知っておいて下さい。
私が、2002年に会長を務めていましたJREM国際CPM協会の研修会の後、世界27カ国で普及している「CPM(公認不動産経営管理士)資格」の米国人インストラクターが、こんなことを私に話していました。
「不動産投資のことをいくら説明してもなかなか理解できないようだが、彼らは学校を出ているのか?」と。
「CPM」とはアメリカの全米不動産管理協会が認可する、不動産投資を含めた不動産管理業(プロパティマネジメント)、資産管理業(アセットマネイジメント)の専門知識をマスターしたものに与えられる国際ライセンスのことで、この言葉は、東京で開いたCPM資格取得ための研修会に出席した日本人受講者たちに対しての感想です。
しかしながら出席者たちの教育レベルが決して低いわけではありませんでした。
半数以上が優秀な大学をでて、しかも難関なCPM資格という国際ライセンスを取ろうとする人たちだけあって、不動産業界の第一線で活躍するエリートといって良い人ばかりでした。
それなのに、なぜこんな屈辱的なことを言われたかというと、1口にいえば、あきらかに教育文化が欧米と違っているのです。
アメリカやヨーロッパの先進国の人たちは、基本的な投資理論や金融工学などをハイスクール時代に教わり、実社会に出る前にはDCF[discounted cash flow]の理論はマスターしているので不動産投資にしても、素養がしっかりでき上がっています。それに比べて日本のレベルはどうでしょうか。
高校はもとより大学でも実践で通用するような投資理論や金融工学などをまったくと言って良いほど教えてくれません。
それが昔も今も続いているのですから、学生から社会人になって、いざ「投資をしてみたい」と思っても、結局、一から勉強をすることになります。また、もともと金融の理論を知らないのですから、平気で銀行に預金としてお金を放置していたり、逆に馬鹿げた高額な金利を支払って消費者金融から借入をしたりしてしまうのです。
また最近は、日本の大学にも不動産学部を新設してスペシャリストの教育を目指しているところがありますが、卒業者が宅地建物取引主任者すら取得していないものが輩出されているのですから、苦笑せざるを得ない状況です。
結局、日本の教育は建前的であって、実務的ではないのが現状なのです。
不動産投資の世界にも、多くの著書が発行されていますが、実際にリスクを背負って実践し、成功している人はほんの僅かな人たちです。
私自身は、誰に教わることなく自分流で、実践が先で、コツコツ経験に経験を積み重ねて、そこから不動産投資の基本から応用へと辿りつきました。
当時は、相談相手としては単なる不動産屋さんだけでしたから、殆ど手探りで行なうしかなかったわけです。
その後、20年以上にわたって不動産投資の本場アメリカで、本格的に不動産投資の勉強をし、最終的に前述した「CPM」を取得したことで、実践に裏付けされた「不動産投資理論」を身につけることができたのです。
従って、皆さんには、わざわざ遠回りをするのではなく、私の経験則上の不動産投資理論と欧米で学んできた日本で通用する理論を取り纏めた内容をお伝えしてゆきたいと思います。
次号をお楽しみに・・・
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東京会場 4月3日(日)
『アッと驚く不動産投資術2005<実践基礎編>
東京会場 4月17日(日)
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http://www.cfnets.co.jp/cfseminer/s_syousai/2005toushi.htm
「CPM」ライセンス取得は IREM−JAPAN へ