2006年05月18日
かなり、まずい。
平成7年頃から講演でお話しつづけてきた現実が、具現化しつつある。
ハイパーインフレという言葉をもじって「ハイパワードインフレ」、つまりハイパワードマネーがもたらすインフレの懸念は、日本経済に大きな影響をもたらすとの見解とその内容を懸念材料としてお話してきた。私が作った、俗語である。
これは、日本経済だけでなく、米ドル、つまり米国との係わり合いのある国のマネーが膨らみつづけ、そのマネーの数でインフレが生じる現象を指摘し続けてきた訳だが、これらの予測が具現化しつつある。
貿易赤字と借金を繰り返すアメリカ経済に嫌気がさした全世界が、外貨準備金をドルからユーロに切り替わりつつある。ご承知の方もいるかと思うが、今回の湾岸戦争の発端は、フセインがオイルの決済金をユーロに切り替えることを強行に行なおうとしたことが一つの原因であった。アメリカは軍事力を持って、それを阻止したわけだが、結局、マーケットは軍事力で抑制できるわけはなく、各国は徐々に乱暴もののアメリカに内緒で外貨準備金をユーロに切り替えつつある。
したがって、ここのところのオイルの高騰は異常なものであり、また鉄鉱石などのマテリアルも高騰の一途を辿っている。
小泉政権によって、改革(改悪?)が進み、自由経済の旗印をもとに二極化がすすむ日本経済、つまり強者がより強くなり、弱者が死ぬほど辛くなっている経済は、さらに加速し、景気が回復しないままマネーゲームによって膨張しつづけた通貨がもたらすインフレがさらに加速する。
・・・・・続く
ハイパーインフレという言葉をもじって「ハイパワードインフレ」、つまりハイパワードマネーがもたらすインフレの懸念は、日本経済に大きな影響をもたらすとの見解とその内容を懸念材料としてお話してきた。私が作った、俗語である。
これは、日本経済だけでなく、米ドル、つまり米国との係わり合いのある国のマネーが膨らみつづけ、そのマネーの数でインフレが生じる現象を指摘し続けてきた訳だが、これらの予測が具現化しつつある。
貿易赤字と借金を繰り返すアメリカ経済に嫌気がさした全世界が、外貨準備金をドルからユーロに切り替わりつつある。ご承知の方もいるかと思うが、今回の湾岸戦争の発端は、フセインがオイルの決済金をユーロに切り替えることを強行に行なおうとしたことが一つの原因であった。アメリカは軍事力を持って、それを阻止したわけだが、結局、マーケットは軍事力で抑制できるわけはなく、各国は徐々に乱暴もののアメリカに内緒で外貨準備金をユーロに切り替えつつある。
したがって、ここのところのオイルの高騰は異常なものであり、また鉄鉱石などのマテリアルも高騰の一途を辿っている。
小泉政権によって、改革(改悪?)が進み、自由経済の旗印をもとに二極化がすすむ日本経済、つまり強者がより強くなり、弱者が死ぬほど辛くなっている経済は、さらに加速し、景気が回復しないままマネーゲームによって膨張しつづけた通貨がもたらすインフレがさらに加速する。
・・・・・続く