2008年01月31日
食文化、これでいいの?
昨日は、久しぶりに、合羽橋で買い物。
城ヶ島 遊ヶ崎リゾート ホテルのサービス改善の為、食器類と看板類を購入してきた。
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まったく恥ずかしい話だが、今年の初め、当ホテルの従業員の入れ替えをしなければならない事態が発生し、問題のあったアルバイトを解雇し、現在、新たなマネージャーを配置して、立て直しを図っている。
現在、マネージャーを務めるのは、ご承知の方もいると思うが、みなとみらいオフィスで勤務していた片寄である。
えっ?、と思われる方もいるかと思うが、彼は、レストラン&バーテンダー経歴14年のベテランであり、ヘリコプターが操縦できると言う、ちょっと変わり者である。
昨年の人事異動で、本人の希望を考慮してマネージャーに配置したのだが、スタッフの方向性がまとまり、かなり改善が進んできている。
そこで、私も一緒に食器類、音響設備、看板類も、改善を重ねている、という訳である。
まず、音響設備。
先日、講演帰りに秋葉原で25連奏のCDチェンジャーを購入し、アンプやスピーカーも、かなりグレードのよいものに変更し、現在、昼は高中正義、夜はマイルスデイビスなどの品のよい音楽に変えた。
また、食器類は、和食系の食器類を増強し、食材は、やはり地元志向のつよい魚介類を中心としたものに変更している。
ま、一般客のランチなどの対応には、少々、難があるので時間をかける料理は無理だが、夕食時には、予約さえ入れてもらえば、地元の伊勢えび、あわび、さざえ、イカ、たこなどの食材で、驚くような料理が楽しめる。もちろん、ランチの予約でディナーの料理も用意できる。
この料理を楽しむための食器類が、少々、見劣りするものであったから、食器類も、徐々に変えつつある。
昨日は、食器類のほかに、氷を利用した保冷ディスプレイの小さいのを買ってきた。
私自身、冷凍や冷蔵の食材は、あまり好きではない為、鮮度の高い食材保存は、氷の冷蔵庫がよいと考えている。
最近、チルド冷蔵庫などがあるが、微妙な湿度を考えれば、氷の冷蔵庫が理想だ。特に、魚介類には乾燥は禁物である為、刺身類は断然、氷の冷蔵庫のほうがうまい。
結構、探してみたのだが、残念なことに見つからず、結局、ショウケースのタイプを購入してきた。
城ヶ島でとれたサザエ、あわび、伊勢えび、そして、理由は分からないが、ハマグリなどが仕入れられるが、これらの活きた素材で楽しむ食事は、少々、贅沢かもしれないが、体には良いに決まっている。
かねてより、農業の問題点を指摘し、当社では、農家から直接、低農薬米を仕入れている。当ホテルも、今後、このお米を使用し、食の安全を維持してゆきたいと考えている。
最近、中国製の冷凍食品で大きな問題が発覚しているし、日本国内でも食品業界で問題が続出している。
そもそも、野菜は虫が食うし、食品は腐るようにできている。これを虫も食わない状態に農薬をまき続け、製品には防腐剤を大量に含有させている。こんなことを繰り返していれば、生態系に影響が出るに決まっているし、食べている人間ももつわけがない。
最近、ご案内の通り、ちょっと健康的に不安が生じてきたので、特に気にしているのだが、もともと冷凍食品など食べない生活をしていたはずなのに、外食が増えた為、知らず知らずに変なものを食べていたのかもしれない。私の場合、外食も、そんなに悪いようなところにはいっていないから、さほど影響は受けていないと思うが、それでもちょっと気になっている。
ここしばらく、外食をなるべく避け、鍋生活を送って、酒も控えめにしているせいか、体は調子よくなってきたし、視力も回復してきたし、脂肪が筋肉に戻りつつあり、おまけに肌に張りが出てきた。
自炊する際は、買い物に自らでかけて、素材は吟味している。
野菜、果物、魚介類、肉類など、すべて日本国内産の生ものを購入するようにし、低農薬のものを吟味している。加工食品、冷凍食品の類は買っていない。
確かに、ちょっと高いが、この価格は、無駄に高いわけではなく、私が子供の頃と比べれば、すべてが物価水準的に比して安すぎると考える。
普段、多忙に過ごしても壊れにくく、風邪もあまりひかないような体質は、歴史的に積み上げてきた成果であった。
最近の若い人たちのちょっとしたことでも、肉体的、精神的に壊れやすい体質は、これもまた、歴史的に積み上げてきた成果なのである。
私も、少しづつ歳をとっていくわけで、せめて自助努力ができるものはして行くよう心がけたいと思っている。
城ヶ島 遊ヶ崎リゾート ホテルでは、せめて、日本の安全な食文化を提供できるよう、努力したいと考えている。
ちなみに、昨日も、遊ヶ崎で仕事を終え、料理の打ち合わせなどをしていたら、宿泊のお客さんがバーに現れ、ご一緒したのだが
「このホテル、まったく知りませんでした!」と、マイルスデイビスの65年代のジャズを聴きながら、ラムを傾け、「最高です!」の連発だった。
一昨日、一昨昨日は、近くでロケがあり、誰とはいえないが芸能人(結構、有名な個性派俳優)と、そのスタッフが利用してくれた。この方も、お酒にはかなり詳しいようで、驚いて帰られた。
オーシャンフロントで富士山が見える最高の場所で、地元の食材の食事と、一流ホテルと変わらないボトルをそろえるバー。BGMも、ヒュージョン系、モダンジャズ系の曲を、ボーズのスピーカーで楽しむ。
私も、世界を旅しているが、こんなホテルは遭遇したことがない。
小さいけど、顧客満足度の高いホテル。CF流のサービスを目指してゆきたい。
ぜひ一度、ご予約の上、究極?までは、これからかもしれないが、楽しみに来ていただければ幸いである。
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