2012年05月26日
よく考えると、周囲を大切にできないと大成できない。
昔、かなり親しい顧客から「友達を大切にしなさい」ということを言われたことがある。
応援していただくと、更新の励みになります!
先日、久しぶりに「IREM−JAPAN」の総会に出席し、懐かしい面々と懇親を深めることができた。
もう、20数年、かような仕事をしてきて、財産は「ひと」であることに気付いている。
私が若いときには、本当に生意気だったと思うが、その行動については「間違っていない」と信じて、この業界を歩いてきた。
前職の会社でも、いろいろと学ばせて頂いたことに感謝はしているし、社内以外の人脈も、お陰さまで「出版」とか「講演」とかを通じて知り合った人たちとも、親しく付き合ってきていた。
その中で、結構、酷い目に合ったこともあったが、基本的に、いま付き合っている人たちは、一緒に成長してきている人たちだ。
実は、ひとは、同じ時間軸で成長していて、学生時代の同級生だけではなく、仕事で知り合ったりした人たちも、同じ時間軸で成長しているわけで、気がつくと周囲には、いろいろな人脈が出来上がっている。
その根底にあるのは、いつも仲良く楽しく過ごしていることが大切で、親しくしていた人の中には、ビジネス上、卑しい人間もいたりしたが、彼らとは自然に疎遠となってきて、仲間ではなくなってしまうから、自然、いまの仲間が洗練された仲間であるといえる。
私の「成功へのこころの科学」に、
幸福とは人伝えにやってくる
だから、人を大切にできない人は
決して幸福にはなれない
※ 成功へのこころの科学はこちら
というのがあるが、まさにその通りであって、友達のいないビジネスマンなどありえず、仕事を通じて一緒に楽しむように仕事ができて一流であるといえる。
会社の経営者も同様であって、社員から親しまれない社長の会社など楽しくもないし、上司、部下なども同様である。
また、顧客だって、楽しくもない営業マンなど、来てもらっても楽しくもないから、そういうひとはビジネスの世界でも成功などできない。
私自身は、仕事を仕事と割り来る生き方など、ありえないと思っていて、だから仕事も遊びも楽しむことができ、仲間も、どんどん増えるわけである。
今回、一緒にビジネスを立ち上げるエリアコミュニケーションズの西村社長も、私も彼も、前職のときからの知人であり、紆余曲折を味わって、今回、一緒に仕事を組むことになった。
よく、昔は福岡で飲んで回ったりして、何となく馬鹿馬鹿しい付き合いだったが、それでも何となく気が合うのか、今回の件も、では一緒にやろう!ということで新たなビジネスに取り組むことになった。
昔、私を育ててくれた顧客の一人が
「いまいる友達を大切にしなさい。すると、将来、一緒に助け合って仕事ができるときが来るから」
ということを言われたことを思い出している。
そういえば、九州といえば、もうお亡くなりになってしまったが不動産中央情報センターの濱村さんや三好不動産の三好会長にもたいへん可愛がってもらった。
よくよく考えれば、当時、駆け出しの私のようなものを大事にしてくれ、引き立ててくれた。
なんだか、やたら尖った話を講演していた若造の私に、こいつのいうことに間違いはない、と講演などをいろいろ依頼してくれていたし、紹介もしてくれていた。
お陰さまで、ほんとに幅広い人脈が出来上がり、いまでも仲良く付き合っている人たちが多い。
この西村社長も同様である。
現在、私自身も、少々、この業界では年配の部類に入りつつあるが、彼らのように業界の若手を育て上げる努力をしなければならないと感じている。
育ててもらったら、育てる義務が生じるという根本的なことがわからないと人脈などできない。
そろそろ、そういう年になったんだなと、先日の「IREM−JAPAN」の総会や懇親会に出席して感じた。
あれは、何処だったか。
確か、福岡で講演したときに、突然、癌で一度倒れたと聞いていた濱村さんから電話をもらい、一緒に食事をしようと誘われたことがあった。
「あんたは、すばらしい。ほんとに、よく頑張られた」
と褒められ、にこやかに食事をされた。
病気はもう治ったから大丈夫だということだったが、その後、再度、入院し、帰らぬ人となった。
この業界を支えてきた重鎮が亡くなられた訳だが、少なくとも「ひとを育てる魂」は引き継いでいるつもりだ。
ほんとうに、縁というものは、計り知れないものなのである。
※ CFネッツの今後のイベント確認はこちら