2018年12月04日
やばいぞ!金融機関の動き。そして日産自動車ゴーン会長逮捕の真相は?
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最近の金融機関は二極化が進んでいる。
先日、鎌倉で行ったセミナーでお話をしたのだが、あるアパートの販売業者の物件を当社の会員に買っていただくことになった件。
その業者が土地を仕入れて決済はできたものの、これから建物を建てようと言う時に、その業者の業績が悪いと言う理由で融資が止まり、結果的に売買契約が成立しなくなってしまった。
かつてのバブル経済崩壊後の時のようなことが起こりだした。
ここのところ、このような話が多くなってきている。
また、それらを取り扱う業者に対しても同じようなことが起きており、最近、騒がれているアパート業者との付き合いのある業者の取り扱いについて、融資をしない方向性になっているようだ。
おかげさまで11月は当社での取扱高は増え、年末に向けてかなり忙しい状況になってきた。
また、金融機関は、金融庁の指導を受けているところは、さらに厳しい状況に追い込まれ、中間層の地方銀行はさらに厳しい状況に落ち込むことになる。
9月の中間検査を見る限りでは、ここでも大きく二極化が進んでいる。
大手の金融機関はこぞって業績は上昇しているが、地方銀行では、すでに5年以上も業績の悪化を繰り返しているところが多く、金融機関全体で見たときに非常に危険な状況になるように予測できる。
来年の3月の決算を見ればわかると思うが、この状況でいけば、さらなる統廃合は行われることになるし、これによって以前のブログにも書いた通り、その地域の二極化も進むことになる。
健全な地域と言うものは、健全な人口と所得、消費、そして健全な企業と健全な金融機関で成り立つものである。
当然行政もこれによって健全なものとなるものであるが、日本の国の財政が健全化を失ってから、地方の財政も当然に健全化を失ってきている。
よく、日本の財政が赤字であっても、海外からの借金がないからと言う理由で安全だと主張する人がいるが、全くそんなことはない。
来年度の予算を見る限りでは、またもや多額な国債を発行し、この国債を日銀が引き取ることになっている。
すると世の中にハイパワードマネーが供給されることにより、本来であれば物価が高騰するはずなのである。
にもかかわらず物価は上がらず、金利もあげられない。
そして来年には消費税が増税され、日本国民の可処分外所得はさらに下がることになるだろう。
既に厚生年金や社会保険等はどんどん上げられて、それでも賄い切れないということで消費税を増税すると言う。
この日本の国は、どこに向かっているのかよくわからない。
国民にとっての夢や希望を失わせる政治と言うのは、いかがなものだろうか。
私が子供の頃は、日本中貧しさが渦巻いていたが、将来に向けて夢を持って働く人たちが増えていた。
当然だが働けば稼げ、マイホーム、マイカーブームが起きて、これによって消費はどんどん促進されたから、それに伴う消費の連鎖が起きていた。
これによって様々な商品が売れていて、ボーナス商戦なども繰り広げられ、街では盛大に盛り上がったものである。
ところが最近では、可処分所得が下がる一方だから、当然、消費は抑制されるばかりだ。
政府は、いい加減、消費の促進策を国民に対し提示しないと、どんどん若者に不満が募る一方になると思う。
日本では、海外の情報があまり流れていないが、先進国の若者や、発展途上国の若者たちは、不満を募らせ暴徒化している地域も少なくない。
それらの国と比較すれば、まだまだ日本は良い状況にあると思うが、今後、将来を考えると、日本の国は大きく遅れをとり、国際社会の中で取り残される可能性もあるのではないかと危惧される。
先日、日産自動車のゴーン会長が逮捕された件について、ちょっとブログで書かせていただいた。
※ その時のブログはこちら
多くの方が関心を寄せて頂いたが、少しずつ私の考えと同様に考えるひとが記事を書くようになってきた。
これは、11月11日にさかのぼる。
あ、時間だ。
続きは、次回に。
では、行ってきます!
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